頂く質問の中で、
「設計はわかるのですが、工事の監理とは何をしているですか??」
という質問を頂くことがあります。
工事監理とは
工事監理とは簡単に言うと、お客様の代理人となって、
専門知識を持った私たちが、工事が適切に行われているかを
チェックしています。
設計図通り、スケジュール通りに工事が進んでいるのか?
なにか問題は起きていないか?
安全に工事が進められているのか?
等、工務店の工事の進め方を第三者的な視点で厳しくチェックをしています。
特に、エコハウスの場合、断熱材の施工や、気密の施工を
しっかりと指示をして現場をチェックする必要があります。
エコハウスは丁寧な仕事をしていないと、
気密検査で悪い結果がでることがあります。
ハウスメーカーさんですと、設計、工事、監理が
一体となっているので、中立的な監視員となる人がおらず、
チェクの行き届いていない工事現場となることがあります。
実際、私もハウスメーカーで友人が家を建てた際に、
建設の途中で見学をさせてもらったことがあるのですが、
「あ、これは気密とれてない施工だな」と、
さっと見るだけでわかるような施工をしていた
ハウスメーカーさんもありました。。
壁材等が貼られてしまうと、目に見えない場所もでてきて
しまうので、その前に修正する場所は修正することが
大切です。
ゲンジアーキの工事監理の例
現在、ゲンジアーキが横浜市で計画しているM邸では、
工事の進捗を見ながら、少なくても週に2回は現場に行き、
工務店さんと打ち合わせをするようにしています。
特に、床を貼ってしまうと見えなくなってしまう
「基礎周り」はチェックする箇所も多いので
気をつけて現場を見ていました。
例えば、M邸では配筋検査の際、
「工務店検査」→「ゲンジアーキで検査」→「構造の先生の検査」
と、3段階で検査をし、適切に基礎配筋が施工されているかを
チェックしました。
構造の先生の検査も受け、この日は、「鉄筋のフックの向きが違う。」
という指摘を受けたので、その日のうちに是正しました。
配筋屋さんもプロですが、人間なので間違いはあります。
その間違いを放置せずに、しっかりとチェックして
安全な建物になるよう監理をしています!!
そして、検査が終わると、翌日、無事にコンクリートを流し込んでいきます。
この際も現場に足を運び、コンクリートの品質等のチェックをしました!
まとめ
このように、「監理」は設計者がお客様の代わりに、
何度も現場に足を運び、安全な建物ができるまでチェックと是正を
繰り返しています!!
ですので、交通費は関係なく、
現場にたくさん来てくれる設計士さんは
信頼できると思います。
現場に行くことを惜しまない人であれば、
完成後にもし不具合があっても
駆けつけてくれる、あなたの味方だと思います。
もし、設計士さんにお願いする際は、
「監理業務では家が完成するまでに、
何回くらい現場に足を運んでくれる予定ですか??」
と聞いてみるといいかもしれません。
良い設計士さんは、たとえ忙しくても何度でも現場に来てくれると
思います!!
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