[畳のアイディア] 「犬が滑らない床」を使って考えたこと。

津軽のエコハウスでは、犬が滑らない畳と言われている

わんにゃんスマイル畳をつかっています!

色も縁もたくさん種類があります

わんにゃんスマイル畳をつかってみて

わんにゃんスマイル畳は、山中産業株式会社さんで販売されている、

犬や猫と、人が快適に過ごすことを考えてつくられた畳です。
特徴として、

「クッション性があるので滑りにくい」

「レザー生地なので傷がつきにくく、拭き掃除も簡単」

「抗菌加工がついていて、犬・猫に感染するカビ等の増殖を抑える」

という効果があるようです!

TBS系「マツコの知らない世界」で放送されていたので、使ってみたい。
と犬を飼っているお施主さまの要望で、普通の畳で設計していたものから
和室の畳を急遽、この「滑らない畳」に変更しました。

使ってみたお施主様の感想として、

「色のバリエーションが豊富で、選ぶの楽しい!」

「畳縁の柄のバリエーションはもっと豊富で、選ぶの大変だけど楽しい!」

とのことで、性能以外の部分で満足して頂けたようで。笑
変更して概ね正解だったかな。と思いました!

犬的にはどうなんでしょうね?
本当はわんちゃんに、感想を聞いてみたいのですが。笑

わんちゃん(柴犬)を観察してみたところ、

頻繁に和室に出入りをしているみたいです。

そもそも走り回るタイプの柴犬ではないとのことで(笑)
畳が滑らないか?傷がつかないか?
の検証は難しいのでこれから経過観察していこうと思います!

しかし、よくこの畳の上に寝そべっている姿を見るので、
気に入っているのかな?というのがわかります。

レザー調なので、肌触りが新鮮

エコハウスとの相性はどうだろう??

頻繁にわんちゃんが和室に移動しているのはなにか理由があるのかなと思い、

さらに観察してみると、

「レザー調の畳なので、表面温度が低く、触った瞬間ひんやりする!!」

ということがわかりました。

犬に「とにかく暑さに弱い」生き物です。

エコハウスは、高気密、高断熱で建物全体の温度が一定になる
というメリットがあります。
しかし、犬にとっては、この温度が一定で全ての部屋が温度が高い。
という状況はデメリットかもしれません。

室内温度が28度を超えると熱中症になる危険性が高くなります。
犬が快適に感じる温熱環境は10度〜25度
湿度50%〜60%と言われています。

観察をしていたこの日は、冬だったので、
がんがんエアコンをつけていたので室温24度
犬には少し暑い環境だったようです。

和室はエアコンがないので、20度と少しひんやり。
なので、頻繁に和室に移動して、

「体温の調節を自分でしていたのかな?」

と思いました。

犬は腹部で体温調節するので、
腹の当たる床材が、一部でも冷たく感じる素材で仕上げてあると
居場所としては良いみたいです。

そういった意味でもこの「わんにゃんスマイル畳」は
エコハウスとも相性が良さそうな素材だな。

と感じました。

まとめ

津軽のエコハウスはT型のプランなので、
エコハウスのセオリーである

凸凹のない整形な建物として、建物全体の温度を均一にしよう」

という概念からは少しずれています。

しかし、人間には快適な住環境であるエコハウスですが、
犬的には不快な住環境になっていると、とても悲しいですよね。。

私たちの考える

「エコハウス×犬のための空間」をつくるには

セオリー通りのエコハウスの手法だけでは解決できない問題もあるよな。。
とさらに考えるきっかけとなりました。

人も犬も家族なので、双方が快適な住環境となるように
設計をしていきたいです!

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